Lexan(レキサン)とは?
レキサンは、1953年化学者ダニエル・フォックス博士によって発見されました。
ホスゲンとして知られている塩化カルボニルでビスフェノールAを反応させることにより生産されるポリカーボネート・ポリマー(樹脂)です。
0.75mmから12mmまでの厚さを作ることが出来ます。
熱可塑性プラティックの一種で、自動車やバイク関連では、オートバイの風防、自動車のヘッドランプレンズやテールランプ、飛行機のガラスカバーに、また電気電子、医療機器、ワイングラス、水筒等にと広く用いられる優れた素材です。
ポリカーボネートの特徴は
- 衝撃に大変強い
- 透明度が高い
- 軽い
- 変形しにくい
- 燃えにくい
- 電気を通しにくい
- 高温、低温に強い
- 衛生的
レキサンはポリメタクリル酸に似ていて、外観はアクリルと似ています。
しかし、レキサンは水のような透明度を持ち、他に比類しない耐衝撃性と最高125℃の高い耐熱性を誇っています。
重量あたりにすると鉄以上の強度があります。
レキサンは、他の素材に比べて比重が小さいことから部品の軽量化につながり、効率を向上させることができます。
熱硬化性樹脂の比重は、多くの場合1.9以上であるのに対し、レキサンの比重は1.22です。
水筒(ウォーターボトル)などもまず水が漏れません!
そしてなにより丈夫です。
中身が入っている状態で落としても割れることはありません。
|